日本人監督が自主制作で描く、日本映画史上初の完全ロシア語SF映画

「レミニセンティア」(記憶の万華鏡)

忘れたい記憶がありますか?取り戻したい記憶はありますか?あなたの記憶は真実ですか?

記憶をテーマに日本人監督がロシアに渡り、ロシアSF感動作を作り上げた。

黒澤明監督が「デルス・ウザーラ」をソ連で撮影したが、あの作品はソ連のお金で作成しており、ソ連映画ということになる。この映画もオールロシア語、ロシアロケの作品だが、自主制作のため出資が日本ということになり、日本映画に分類される。日本映画史上初めてのロシアSF映画ということで注目を浴びている。

人間には内側の世界があり、五感により様々な情報が脳に蓄積され、

自分の記憶となった時、他人と共通する現実世界との相違が生まれる。

果たして自分の見ている世界は他人と同じ世界なのか?

記憶をテーマに、哲学的でありながらもSFヒューマンドラマという

エンターテイメント作品に仕上げた。

撮影場所はロシア、モスクワからさらに300km離れた古都ヤロスラブリ。

黄金の輪と呼ばれる歴史的な建造物が立ち並ぶ街でありながら

旧ソ連時代は工業地帯だった街。

 ソ連からロシアという激動の歴史に翻弄されつつも、

力強く生きている街の存在感がSF映画としての説得力を増している。

娘以外の役者達は実際にこの街に住む役者達。ヤロスラブリ劇場に所属し、

ソ連時代から演技を学ぶ本格的な役者達が

この映画のテーマを感じ取り協力してくれた。

ロシアロケが行われたこの作品はなんと自主映画、監督自ら脚本、撮影、編集を兼ね、

日本の自主制作映画の限界にも挑む!!

映画を作るならスケール感のある作品を作りたいという監督の熱意と、

監督の今まで培った映画製作のノウハウにより、

商業映画に匹敵するクオリティの作品が出来上がった。

​ちなみに、この映画は出資が日本の為、日本映画に分類される。

物語は、忘れたくない記憶という父と娘のつながりを描き、

そして、悩める人々の苦悩を描くことで、

忘れられることができることも救いであるという記憶の二面性を描いている。​

展開は、謎が謎を呼び、そして謎が解けた後に続く、

何度も繰り返されるどんでん返し、そして衝撃的なラストへと続く。

注意深く見て、記憶しなければわからない画面随所にちりばめられた違和感の演出。

この物語は見ている人の記憶も試される。

今作はロサンゼルスシネマフェスティバル•オブ•ハリウッドで

主演男優賞、監督賞、長編作品賞など主要部門を受賞、

日本人監督によるロシアを舞台にした映画をアメリカの映画祭で

グランプリという奇妙な授賞。しかしハリウッドの人々に受け入れられたことが

この物語が全世界の人々に伝わる作品であることを証明している。

また日本では新人監督映画祭の長編グランプリを受賞、

米国、日本の映画祭でグランプリを授賞という快挙を成し遂げた。 ​ ​ ​ 

映画は現実ではなく虚構の世界。現実とは記憶による曖昧なもの。 

美しい映像と様々な仕掛けの物語があなたの脳を刺激する。